▶サイズ　ø190 × h25mm
▶素　材　陶器

六古窯の地域の一つである越前で作陶されている、土本訓寛・久美子夫妻。
地元の土や素材を用いながら自ら築窯した薪窯で日々試行錯誤しながら二人にしかできない表現を模索されています。
焼締の作品は炎の流れる様子が器の景色となり様々な表情を見せてくれます。穴窯では炎の流れが一方向に向かうので火が直接当たる面と裏側の面とでは表情に変化が出ます。また炎の影響で器が壊れないよう形が特殊なポットやカップなどではそうした炎の向き、流れ方を考えた上で窯のどこに何を置くか計算しなくてはなりません。
また、象嵌で文様を描く作品では日本や中国の吉祥文のほかエジプトの土器を参考にしたオリエンタルなものまで表現の幅は多種多様です。一見可愛らしくもありますが、どこか古物のような強い存在感を感じさせます。

この6寸皿は持ちやすい適度な幅のリムと、置いたときの安定性を考慮した3点の脚が特徴的です。